日常生活やスポーツにおける身体の使い方について、いろいろ考えたことを整理してしばらく寝かせておくためのブログです。
11月初旬に小学生4~6年生が参加する大会があり、私の指導している子達も参加した。
その大会で50m地点の通過タイムを測定した。
9月にも100mのタイムトライアルをして50m地点の通過を測定したので、比較してみたい。
その大会で50m地点の通過タイムを測定した。
9月にも100mのタイムトライアルをして50m地点の通過を測定したので、比較してみたい。
測定方法がかなり違うが、あくまでも参考なので、そのまま比較することとする。
9月の測定では手動計時で一人ずつ走った。スタートの合図は指導者が電子ホイッスルを鳴らしなら振り下ろす。50mの通過は、子供たちに交代でやってもらい、選手が通過したら手を振り下ろす。
特に50mの通過は、子供たちの手を振り下ろすタイミングに大きく左右されるので、ものすごく不正確だろうと思う。
タイム測定者はゴール地点でそれらを見てストップウオッチ操作。
一方大会は電気計時。50mの通過は、私が50m地点真横のスタンド最前列に陣取り、ストップウオッチで手動計時。100mのタイムは、公式発表のもの。
また走る条件も大きく違う。
9月の測定は通常のクラブの練習中なので、良く言えばリラックス、悪く言えば緊張感まるでなし。風もほぼ無風だったと思う。
11月の大会当日は向かい風が常に2m以上、ひどい時には5mもある日で、ものすごい悪条件だった。
結果は下表の通り(9月の測定に参加していない子もいる)
通常は、前半より後半のほうが速い。
静止状態からの50mと加速つきの50mとの比較なのだから当然といえば当然なのだが。
大会時のほうが、向かい風にもかかわらず前半50mが9月よりも速い傾向があった。やはり、大会ということで気合いが違ったのだろう。
しかし後半50mは、スタンドで見ている僕からもはっきりわかるくらい、ドタバタした走りになってしまった。2m以上の向かい風ということを考えれば、小学生にはかわいそうな条件だったが、それでも速い子は速い。
やはり後半の差だと思う。
逆に、9月の測定時はスタートはゆるゆると出て、徐々にスピードに乗っていく感じだったのかもしれない。練習と大会というぜんぜん違う2つのタイムを比較するのも乱暴だが、傾向はなんとなく見えるかなと思う。
ただ一人4年女子の部で決勝進出を果たしたS・Kさんは、決勝では追い風1mの好条件もあり自身初の15秒台をマークした。
決勝時は前半上手くスタートし横一線、後半もスピードを何とか維持し、5位に入賞した。
また、タイム的には平凡だが、強風の中、後半それなりに維持できている子もいる。
表中のH・Mさん(4年)、K・Kくん(4年)、O・Aさん(5年)、I・Mくん(5年)、H・Nさん(6年)、K・Aさん(6年)、S・YAさん(6年)、A・Tさん(6年)、N・Tくん(6年)である。
多少でも後半のほうが速いということは、一応100mをしっかり走りきれたと言ってもいいのかなと思う。
5・6年生にその傾向が強いのは、体力的なことも影響しているのかもしれない。
逆にO・Rくん(4年)は、後半撃沈。100mではなく50m走という感じだ。
データは、数字を集めているだけでは意味がない。
何に注目するか、それをどう解釈し、どう活かすのかが問題である。
今回はデータの提示だけであるが、これからいろいろいじって考えてみるつもりである。
9月の測定では手動計時で一人ずつ走った。スタートの合図は指導者が電子ホイッスルを鳴らしなら振り下ろす。50mの通過は、子供たちに交代でやってもらい、選手が通過したら手を振り下ろす。
特に50mの通過は、子供たちの手を振り下ろすタイミングに大きく左右されるので、ものすごく不正確だろうと思う。
タイム測定者はゴール地点でそれらを見てストップウオッチ操作。
一方大会は電気計時。50mの通過は、私が50m地点真横のスタンド最前列に陣取り、ストップウオッチで手動計時。100mのタイムは、公式発表のもの。
また走る条件も大きく違う。
9月の測定は通常のクラブの練習中なので、良く言えばリラックス、悪く言えば緊張感まるでなし。風もほぼ無風だったと思う。
11月の大会当日は向かい風が常に2m以上、ひどい時には5mもある日で、ものすごい悪条件だった。
結果は下表の通り(9月の測定に参加していない子もいる)
学年 | 性別 |
total (sec) |
0-50m (sec) |
50-100m (sec) |
風 (m) |
|
S・K(9/8) | 4 | 女 | 16.30 | 8.34 | 7.96 | ? |
S・K(11/5・予) | 4 | 女 | 16.69 | 8.34 | 8.35 | -2.0 |
S・K(11/5・決) | 4 | 女 | 15.99 | 8.13 | 7.86 | +1.0 |
H・M(11/5) | 4 | 女 | 17.49 | 8.84 | 8.65 | -2.0 |
Y・K(9/8) | 4 | 女 | 17.77 | 9.25 | 8.52 | ? |
Y・K(11/5) | 4 | 女 | 18.15 | 8.98 | 9.17 | -4.0 |
A・M(9/8) | 4 | 女 | 18.11 | 9.23 | 8.88 | ? |
A・M(11/5) | 4 | 女 | 17.55 | 8.75 | 8.80 | -1.8 |
S・YU(9/8) | 4 | 女 | 19.82 | 10.02 | 9.80 | ? |
S・YU(11/5) | 4 | 女 | 19.75 | 9.56 | 10.19 | -3.1 |
K・K(9/8) | 4 | 男 | 17.01 | 8.85 | 8.16 | ? |
K・K(11/5) | 4 | 男 | 17.12 | 8.66 | 8.46 | -2.4 |
O・R(9/8) | 4 | 男 | 18.02 | 8.91 | 9.11 | ? |
O・R(11/5) | 4 | 男 | 18.91 | 8.25 | 10.66 | -4.7 |
E・M(9/8) | 4 | 男 | 16.94 | 9.04 | 7.90 | ? |
E・M(11/5) | 4 | 男 | 17.49 | 8.78 | 8.71 | -2.9 |
T・H(9/8) | 4 | 男 | 17.80 | 8.92 | 8.88 | ? |
T・H(11/5) | 4 | 男 | 17.83 | 8.73 | 9.10 | -2.2 |
F・R(9/8) | 4 | 男 | 16.39 | 8.51 | 7.88 | ? |
F・R(11/5) | 4 | 男 | 16.96 | 8.47 | 8.49 | -3.3 |
O・A(9/8) | 5 | 女 | 16.49 | 8.79 | 7.70 | ? |
O・A(11/5) | 5 | 女 | 16.67 | 8.45 | 8.22 | -1.3 |
I・M(11/5) | 5 | 男 | 16.11 | 8.22 | 7.89 | -2.2 |
H・S(11/5) | 5 | 男 | 16.90 | 8.34 | 8.56 | -3.5 |
H・N(11/5) | 6 | 女 | 15.44 | 7.83 | 7.61 | -3.5 |
K・A(11/5) | 6 | 女 | 16.45 | 8.44 | 8.01 | -3.9 |
T・N(11/5) | 6 | 女 | 15.59 | 7.64 | 7.95 | -4.5 |
S・YA(11/5) | 6 | 女 | 15.96 | 8.06 | 7.90 | -3.3 |
A・T(11/5) | 6 | 女 | 16.68 | 8.44 | 8.24 | -3.6 |
N・T(11/5) | 6 | 男 | 15.82 | 8.20 | 7.62 | -2.8 |
G・R(11/5) | 6 | 男 | 15.58 | 7.73 | 7.85 | -3.5 |
通常は、前半より後半のほうが速い。
静止状態からの50mと加速つきの50mとの比較なのだから当然といえば当然なのだが。
大会時のほうが、向かい風にもかかわらず前半50mが9月よりも速い傾向があった。やはり、大会ということで気合いが違ったのだろう。
しかし後半50mは、スタンドで見ている僕からもはっきりわかるくらい、ドタバタした走りになってしまった。2m以上の向かい風ということを考えれば、小学生にはかわいそうな条件だったが、それでも速い子は速い。
やはり後半の差だと思う。
逆に、9月の測定時はスタートはゆるゆると出て、徐々にスピードに乗っていく感じだったのかもしれない。練習と大会というぜんぜん違う2つのタイムを比較するのも乱暴だが、傾向はなんとなく見えるかなと思う。
ただ一人4年女子の部で決勝進出を果たしたS・Kさんは、決勝では追い風1mの好条件もあり自身初の15秒台をマークした。
決勝時は前半上手くスタートし横一線、後半もスピードを何とか維持し、5位に入賞した。
また、タイム的には平凡だが、強風の中、後半それなりに維持できている子もいる。
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【このブログについて】
スポーツのパフォーマンス向上や活動的な生活を送ることを目指して、身体の使い方やその関連の事柄を研究します。そして、その過程をブログというメディアに残してゆくことで、何かの足しになればと思っています。
【管理人について】
1971年生まれ 男
元陸上競技400mハードラー
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twa☆s256.xrea.com (☆→@)
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