大きく伸び伸びと走る

私が今現在、メインのコンセプトにしているのは、「地面は動かない。動くのは自分。」だ。
走・跳・投どれをとっても、地面を起点として意識しなければならない。
つまり、自分が移動するという意識を常に持って体を使わなければならない。

サブコンセプトは「速く走るということは、なるべく早くゴールに着くことである」だ。
なるべく早くゴールにたどり着くためには、一歩で進む距離を伸ばし、一歩に要する時間を短縮する必要がある。

ずいぶん回りくどくなってしまったが、タイトルの「大きく伸び伸びと走る」とは、一歩一歩しっかり前に進むことを体得するための練習である。
大きく走るとは、下図の「滞空期距離」を伸ばすことであり、大股で足を遠くにつくことではない。
そのためには、接地中にしっかりと体を前に進めなければならない。

一歩一歩しっかり体を前に運ぶことが、走ることの第一の基本だと思う。
特に子供時代にそれをしっかり身に付けていれば、後々体が出来てからの大きな武器になるのではないだろうか。