日常生活やスポーツにおける身体の使い方について、いろいろ考えたことを整理してしばらく寝かせておくためのブログです。
「組織の歯車として働いて欲しい」という要求に対して、「私が歯車になります」といえば、給料と労働力という交換が成立するわけだ。
ただその中で、歯車になりきれないヒトというのが必ずいる。
っていうか、そっちの方が多いだろう。
仕事に何の思い入れも無く、ただ給料のために、言われたことだけをこなす。
なんていう生活を想像してほしい。
夢も希望もない。
そこで、人々は「やりがい」とか「社会貢献」とかを仕事に対して求める。
でもそれはたいてい、かなえられない。
だって、もともと会社の求めるものと自分の求めるものにはギャップがあるわけだし、給料の出所は「社会」ではなく「会社」なのだから、必要なのは「会社貢献」なのだ。
会社というのは社会に対して必要なモノやサービスを提供することで利益を出し、従業員に給料を払う。
ということは、会社のために働くことは社会のために働くことにつながっているはずだ。
社会のためになっていない会社は需要がないということなので成立しないのだ。
ちょっと話がずれるが、僕は銀行ってすごいシステムだと思う。
「お金をためる」と「お金を使う」は通常、個人のレベルでは相反するものだ。
ところが、個人的な「ためる」行為を、銀行を使って行えば、「使う」行為に変換されるのだ(=融資)。
「金は天下のまわり物」とはよく言ったもので、ためることは自分のところでストップさせることであり、他の人の迷惑になることなのである。
例えば、僕が電機屋の店員で、あなたが自動車メーカーの工員だとする。
僕は働いてためたお金を銀行に預金する。
銀行はそういうお金を集めて、あなたの工場に融資する。
あなたの工場はそのお金で設備投資をし、新規車種を製造する。
あなたの工場の新規車種の売れ行きは好調で、あなたのボーナスなどに反映される。
あなたはそのボーナスで、「液晶テレビを買おう」と言って、僕のお店に来る。
あなたは僕の店でフンパツして買い物をし、その売上の一部が僕の給料になる。
僕はためたお金を銀行から引き出し、あなたの工場のクルマを買う。
というようなことが、もっといろいろな人を介して、日々行われているはずだ。
だれもが、その連鎖の一部分なのだ。
エート、何の話だっけ?
そうそう、仕事の話。
フツーは、いくらこんな風に「どんな仕事でも、人様の役に立っているんだよ」なんて言われたって、ピンと来ない。
で、考えることは3通り。
1つ目は、きっぱり割り切る。
仕事は食うためのものである。やりがいなんて求めない。やりがいは仕事以外のところにあるはずだ。
こういう人はきっと「自分探し」とかなんとかいって、趣味の世界に没頭したり、思い余って放浪の旅に出てしまったりするのだろう。
もう1つは、あくまでやりがいを求める。
自分のやりたいことと会社の求めることとの接点を見出そうとし、なんとかそれを正規の業務として認めてもらおうとする。
こういうのは卓越したマネージメント能力とかプレゼンテーション能力なんてものが必要になりそうだが、比較的リスクが少なく、オススメだ。
で、もう一つは脱サラ。
えーい、会社なんてやめたるわーい!などど口走り、自分のやりたいことで生計を立てようとする。
これはとても魅力的だが、大きなリスクを伴うので、なかなか実行に踏み切れない。
僕は今、2つ目を実行しようともがいているのだが、マネージメント能力もプレゼンテーション能力も低いので、今はまだ、自分で自分の首を絞めているっていう状態だ。
先ほどの例に挙げた工場の工員や店の店員なんていう職業の方々は、会社が大きくなればなるほど、自分のやりたいことを発言する機会が少ないと想像できる。
逆に、僕の現在の職場のように、ぐちゃぐちゃな組織の会社では、自分のやりたいことをやろうとすれば出来る。
なんたって、誰がどんな仕事をしているのかよくわかっていないという、信じられないような自由(?)な職場なのだ。
自分のやりたいことをやると言うのは、ものすごくエネルギーの要ることなのだ。
そして、やりたいことをやって、なおかつそれで食っていけるというのは、ものすごく高度な能力があってこそ可能なのだ。
で、時々「ま、給料も食えるだけはもらっているし、このままでいいか・・・」などど思う。
やりたいことを仕事にしよう!なんて思わないほうが、実はラクなのだ。
前回・・・スポーツに関わることでメシが食えるか?を考えてみた(001)
続き・・・スポーツに関わることでメシが食えるか?を考えてみた(003)
ただその中で、歯車になりきれないヒトというのが必ずいる。
っていうか、そっちの方が多いだろう。
仕事に何の思い入れも無く、ただ給料のために、言われたことだけをこなす。
なんていう生活を想像してほしい。
夢も希望もない。
そこで、人々は「やりがい」とか「社会貢献」とかを仕事に対して求める。
でもそれはたいてい、かなえられない。
だって、もともと会社の求めるものと自分の求めるものにはギャップがあるわけだし、給料の出所は「社会」ではなく「会社」なのだから、必要なのは「会社貢献」なのだ。
会社というのは社会に対して必要なモノやサービスを提供することで利益を出し、従業員に給料を払う。
ということは、会社のために働くことは社会のために働くことにつながっているはずだ。
社会のためになっていない会社は需要がないということなので成立しないのだ。
ちょっと話がずれるが、僕は銀行ってすごいシステムだと思う。
「お金をためる」と「お金を使う」は通常、個人のレベルでは相反するものだ。
ところが、個人的な「ためる」行為を、銀行を使って行えば、「使う」行為に変換されるのだ(=融資)。
「金は天下のまわり物」とはよく言ったもので、ためることは自分のところでストップさせることであり、他の人の迷惑になることなのである。
例えば、僕が電機屋の店員で、あなたが自動車メーカーの工員だとする。
僕は働いてためたお金を銀行に預金する。
銀行はそういうお金を集めて、あなたの工場に融資する。
あなたの工場はそのお金で設備投資をし、新規車種を製造する。
あなたの工場の新規車種の売れ行きは好調で、あなたのボーナスなどに反映される。
あなたはそのボーナスで、「液晶テレビを買おう」と言って、僕のお店に来る。
あなたは僕の店でフンパツして買い物をし、その売上の一部が僕の給料になる。
僕はためたお金を銀行から引き出し、あなたの工場のクルマを買う。
というようなことが、もっといろいろな人を介して、日々行われているはずだ。
だれもが、その連鎖の一部分なのだ。
エート、何の話だっけ?
そうそう、仕事の話。
フツーは、いくらこんな風に「どんな仕事でも、人様の役に立っているんだよ」なんて言われたって、ピンと来ない。
で、考えることは3通り。
1つ目は、きっぱり割り切る。
仕事は食うためのものである。やりがいなんて求めない。やりがいは仕事以外のところにあるはずだ。
こういう人はきっと「自分探し」とかなんとかいって、趣味の世界に没頭したり、思い余って放浪の旅に出てしまったりするのだろう。
もう1つは、あくまでやりがいを求める。
自分のやりたいことと会社の求めることとの接点を見出そうとし、なんとかそれを正規の業務として認めてもらおうとする。
こういうのは卓越したマネージメント能力とかプレゼンテーション能力なんてものが必要になりそうだが、比較的リスクが少なく、オススメだ。
で、もう一つは脱サラ。
えーい、会社なんてやめたるわーい!などど口走り、自分のやりたいことで生計を立てようとする。
これはとても魅力的だが、大きなリスクを伴うので、なかなか実行に踏み切れない。
僕は今、2つ目を実行しようともがいているのだが、マネージメント能力もプレゼンテーション能力も低いので、今はまだ、自分で自分の首を絞めているっていう状態だ。
先ほどの例に挙げた工場の工員や店の店員なんていう職業の方々は、会社が大きくなればなるほど、自分のやりたいことを発言する機会が少ないと想像できる。
逆に、僕の現在の職場のように、ぐちゃぐちゃな組織の会社では、自分のやりたいことをやろうとすれば出来る。
なんたって、誰がどんな仕事をしているのかよくわかっていないという、信じられないような自由(?)な職場なのだ。
自分のやりたいことをやると言うのは、ものすごくエネルギーの要ることなのだ。
そして、やりたいことをやって、なおかつそれで食っていけるというのは、ものすごく高度な能力があってこそ可能なのだ。
で、時々「ま、給料も食えるだけはもらっているし、このままでいいか・・・」などど思う。
やりたいことを仕事にしよう!なんて思わないほうが、実はラクなのだ。
前回・・・スポーツに関わることでメシが食えるか?を考えてみた(001)
続き・・・スポーツに関わることでメシが食えるか?を考えてみた(003)
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プロフィール
【このブログについて】
スポーツのパフォーマンス向上や活動的な生活を送ることを目指して、身体の使い方やその関連の事柄を研究します。そして、その過程をブログというメディアに残してゆくことで、何かの足しになればと思っています。
【管理人について】
1971年生まれ 男
元陸上競技400mハードラー
メールはこちら
twa☆s256.xrea.com (☆→@)
詳細はこちら
スポーツのパフォーマンス向上や活動的な生活を送ることを目指して、身体の使い方やその関連の事柄を研究します。そして、その過程をブログというメディアに残してゆくことで、何かの足しになればと思っています。
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