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日常生活やスポーツにおける身体の使い方について、いろいろ考えたことを整理してしばらく寝かせておくためのブログです。
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僕の指導している陸上クラブのマネジャーが「春になったらクラブ主催の記録会したいよね」と言ってきました。
いいっすね~、と快諾。来年3月中~下旬の予定とのことなので、まだ十分日数があるし、「草レース構想」の一部でも盛り込んでもらえればうれしいです。
そのためには、もうちょっと具体的に考えねばなりません。

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その前に「なぜ草レースなのか」という軸を決めなければなりません。
それについて、ちょっと回り道して考えてみようと思います。

大体、レースとタイムトライアルや記録会とは違うのでしょうか?
私は違うと思います。
タイムトライアルは、試合のように1本勝負でタイムを計りますが、しょせんは単なるタイム測定です。
記録会は、試合形式のタイムトライアルです。他のクラブと合同で行うことで、単独クラブでのタイムトライアルよりは試合っぽくはなりますが、それでも「合同練習会」の域を出ません。
陸上競技協会などが主催する記録会は、レースに近い雰囲気ではあります。

「レース」の本質はその「場」にあります。
どんなに小さな競技会でも、レースという「場」です。
その「場」が選手の隠れていた能力を引き出します。
どんなに集中して練習しても、練習という「場」はレースの代わりにはなりません。

陸上競技の記録の向上は直線や曲線で表せるものではありません。
記録は階段状に向上します。
記録が伸びない時期にストックしておいたあれやこれやが、あるとき何かのきっかけでガッチリとかみ合い、記録がグンと一気に向上し、また停滞するという繰り返しです。
そのきっかけというのが、他の選手を意識し、勝ち負けを競い、いやがうえにもテンションが上がるレースという「場」なのです。
そういう場があったら楽しいだろうな、というのが「草レース構想」の発想の原点です。
ただし、本格的なレースとなると大掛かりで、市や県の陸上競技協会に動いてもらわないと開催できません。
ローカルルール満載の「草レース」がそれを解決してくれるのではないか、と夢を描いています。

そこで出てきたのが、前回の『「草レース」基本構想』で挙げた次の4点です。
  1. 子供から大人までが一緒に楽しめるものとする
  2. 長続きするように運営を思い切って簡素化する
  3. どのみち公認記録にはならないので、ローカルルールをどんどん作る
  4. 陸上競技になじみのない人(小中学生の父兄など)でもスタッフとして手伝ってもらえるような仕組みづくり
実現可能かどうかは今後検討するとして、思いついたアイデアを書き留めておきます。
  1. レースといっても大会のように予選・決勝は行わず1発勝負
  2. 組み合わせは、エントリー時の自己申告をもとに、同じレベルの選手同士で組む。年齢・性別によるカテゴリー分けをしない
  3. 計時員や着順判定員を置かなくてもいいように、所属チームがタイムキーパーを用意する。草レースの目的は、クラブ員以外の人たちと刺激しあうことなので、タイムはおまけ程度。どうせ公式記録ではないんだから。
さて、上手くいくでしょうか?
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スポーツのパフォーマンス向上や活動的な生活を送ることを目指して、身体の使い方やその関連の事柄を研究します。そして、その過程をブログというメディアに残してゆくことで、何かの足しになればと思っています。

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1971年生まれ 男
元陸上競技400mハードラー

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