ＳＣＴミニバスケットフィジカルサポート（005）

２００７．１２．４　１７：００～１９：００
一時的に冬型が強まり、寒い日になりました。鼻水をすすっている子も・・・。今夜は雪が降るかも？という予報です。
課題も内容のねらいも前回同様。
今日の課題はいつもどおりの、１．子供たちと打ち解けること　２．子供たちの得意不得意を観察すること　３．バスケットの動きをよく見ること　に加え、４．スピードの緩急　でした。
参加者１５名。

今日も１７：００～１９：００の練習時間のうち、前半１時間をもらい、子供たちに色々な走りを試してもらいました。
内容は以下のとおり。

《ねらい》
スピードの緩急、特に急加速を意識的にやってみる。

１．アップ
コートの周りをジョッグ（３周）と全員でストレッチ体操

２．ラダートレーング

クイックラン

ひとマスに１回脚をつき、駆け抜ける。膝を高く上げなくてもよいので、できるだけ素早く足を踏み換えることを意識する。

ツーバウンド・ラン

ラダーのマスの中で片足で２回トントンと軽くバウンドし、脚を踏み換えながら次のマスに進む。脚に胴体が乗る姿勢を作ることができる。

シャッフル　前進・後退

素早く脚を踏み換える。横に１歩踏み出すので、スムーズにやるためには次の動きに先行した身体の使い方をしなければならない。

ケンケン　前後・ジグザグ

前後はラダーに対して横向きに立ち、片脚で出たり入ったりして進む。ジグザグはラダーに対して前向きに、片脚でケンケンして右外－中－左外－中－右外・・・・とジグザグに進む。
いずれも、脚と胴体の位置関係の作用を体感できる。

クイックラン－ダッシュ

ラダーをクイックランで進み、そのままダッシュする。エンドラインからエンドラインまで。前回ダッシュを見ていたら、大股すぎて加速できていなかったので、脚の回転数をあげる感覚をつかんでほしかった。

３．スキップ・ランニングトレーニング

ウエーブ走

バスケットコートのタテを３区間に分け、エンドライン～１／３までを加速区間、１／３～２／３を休憩区間、２／３～エンドラインを再加速区間として、スピードの緩急をつける。

スキップ切り替え

ランニングスキップ（右腕と左脚・左腕と右脚が前に出るふつうのスキップ）とバスケットスキップ（同側の腕と脚が前に出るスキップ）を切り替える。エンドライン～ハーフラインをランニングスキップ、ハーフライン～エンドラインをバスケットスキップ、というように。
また、その逆など。

４．トレーニング

対面スプリット

２人で向かい合い、脚を前後にスライドさせる。相手のタイミングに合わて身体を使う。
１０秒間全力など。

ヒコーキ腹筋

お尻を床につけ、Ｖ字になり、お尻だけでバランスをとる。ヒコーキのように両腕を広げる。２０秒間。
腕を広げるのは、上体の重心を頭寄りに持っていき、さらに左右のバランスをとるため。頭の後ろで組まないのは、胸鎖乳突筋など、首の強化のため。やっている途中に脚や頭や腕をつついてバランスを崩し、イジワルをする。

５．シュート練習やミニゲームなど　（Ｙコーチに交代）

《雑感》
ラダーに慣れてきて、初めての動きもためらいなくやれるようになった。やっぱり子供って順応が早いんだなぁ、と感心。
クイックランやシャッフルなどは、早く脚を動かそうと力んで脚を床に突き刺すように動かす子もいた。やっていくうちに、リズミカルに緊張と弛緩を使い分けられるようになると思う。
バスケットの動きで気づいたことは、「トラベリング」の制約があるため、両脚でストップする動きが必要だということ・止まるための歩数が決まっていること・そのためのステップにパターンがあること、など。当たり前と言えば当たり前だけど。

《次回に向けて》
次回も飽きさせないように、「ちょっと難しいけど、なんとかできそう」というレベルのトレーニングを考えること。
バスケットに必要なステップにつなげるための、「足の運び」を意識できるもののアイデアを考えること。