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日常生活やスポーツにおける身体の使い方について、いろいろ考えたことを整理してしばらく寝かせておくためのブログです。
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キッズ陸上クラブのK君(現在2年生)は、まじめで意識も高く、練習に一生懸命取り組んでいる。
だけど、いま一つタイムが伸びない。

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H22年3月 20秒5
H22年4月 21秒8
H22年5月 20秒2
H22年6月 19秒7
H22年7月 20秒4
H22年9月 19秒7

という具合。
ちなみにK君の今の目標は、2年生のうちに18秒台で走ることだそうだ。

走り方を見ていると、顔が前に出すぎて猫背になり、腰が残ってしまっている。

クラブでは、「前に進む」ということを強調して指導しているのだが、K君の場合は、それを取り違えてしまっているのかもしれない。
本人は「前へ前へ」と進んでいるつもりなのだが、実際にはそれほど進めていない。
「おへそから前に進むつもりで」とか、「顔だけ前に行ってるよ」などの声かけもしてみた。
また、一緒に走りながら横からおしりの少し上を押して「ここから進むんだよ」ということもしてみた。
しかし、一人で走るとまた元に戻ってしまう。
もちろんこれは癖なので、一朝一夕には直せないのだとは思うけど、なんとか18秒台で走らせてあげたい。

彼がいま一つタイムが伸びないのは、腰が残って力が逃げてしまっていることだと思う。
では、そうなっている原因(邪魔モノ)は何か?

まず、「前へ」の意識の取り違えが考えられる。
私たちの体で厄介なのは、目と腰とがずいぶん離れていることだ。
体を前に進めるということは、腰を前に進めることである。
でも、腰を前に進めたいのに、目が顔についているから、どうしても顔を中心に考えてしまう。
だから、「前へ前へと体を進める」と言われると、顔が先に行ってしまうのかもしれない。

また「腰」の位置の誤解もあるかもしれない。
以前「バスケットボールにおける中腰姿勢の上手or下手」というエントリを書いた。
脚がどこから動くのか、腰とはどこか、ということを理解させるにはどうしたらよいか、未だに整理できていないのは僕の力不足である。

身体的に、どこかの柔軟性が極端に劣っているとか、どこかの筋力が弱いとかも考えられる。

とにかくいろいろいじればいいのか。
何かきっかけをつかむ仕掛けを考えなければならないのか。
まずは理解できなくとも型を矯正すればいいのか。
彼が前に進む邪魔をしているものが何で、それをどう取り除くかが現段階では、はっきり見えないので、悩んでいる。
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【このブログについて】
スポーツのパフォーマンス向上や活動的な生活を送ることを目指して、身体の使い方やその関連の事柄を研究します。そして、その過程をブログというメディアに残してゆくことで、何かの足しになればと思っています。

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1971年生まれ 男
元陸上競技400mハードラー

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