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日常生活やスポーツにおける身体の使い方について、いろいろ考えたことを整理してしばらく寝かせておくためのブログです。
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僕は、スポーツのクラブとは、高い意識を持った子たちが集まり、互いに刺激し合う「場」であると考えている。
そういう場を用意するのが指導者の役割であって、それが上手くいっていれば、子供たちは勝手に育ってゆくのだろうと思う。
ただ、そういう「場」を用意することこそ、最も重要で最も困難なことなのだが・・・。

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細かなクラス分けをして、進級テストによってレベル差を明らかにするか?
バンバン競争させて互いに張り合わせるか?
やる気のない子は置いてくぞ式にやるか?
レベルの低い子の底上げによって、お山の大将になっている子の尻を叩くか?

どれも一つの方法として一長一短があるのだが、どうもしっくりこない。
先日書いた『「勝ち」の味』と重複するのだが、「足が速かったらいいな」という願望はどの子も少しはもっていると思う。それをいかにして「速くなろう」という「意思」へと昇華させるか。

「テンション」と「モチベーション」の違いについてというような内容の文章を、最近どこかで読んだ。
どこで読んだかわからなくなってしまったので、出典を明らかにできないが、非常に印象に残っている。
どちらも「やる気」として混同されがちだが、「テンション」は短期的・刹那的、モチベーションは長期に持続するもの、ということだったと思う。
先に列挙した色々な方法がどうもしっくりこないのは、どれも子供たちに短期的にやる気を起こさせる仕掛けにすぎなくて、モチベーション(=速くなろうという意思)を育むこととは関係がないような気がするからだ。

競い合うことが楽しいというシンプルな気持ちが、意思を育てるのかもしれない。
競争を煽ることが「速くなりたい」という想いを強くするのかもしれない。
僕が理想としているクラブについて、まだまだ明確なイメージは思い浮かべられない。
ただ、漠然と思っていることを一言で言うと、「子供たちが勝手に育ってゆくクラブ」だ。
私の指導するクラブが、「もっと速く走りたい」という気持ちを表現できる「場」となるよう、頑張らねば。

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【このブログについて】
スポーツのパフォーマンス向上や活動的な生活を送ることを目指して、身体の使い方やその関連の事柄を研究します。そして、その過程をブログというメディアに残してゆくことで、何かの足しになればと思っています。

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1971年生まれ 男
元陸上競技400mハードラー

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