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日常生活やスポーツにおける身体の使い方について、いろいろ考えたことを整理してしばらく寝かせておくためのブログです。
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先日、SCTミニバスケットチームのボランティアスタッフのタイゾーと話していたところ、「うちのチームで、いい走りしてる子ってどの子だと思いますか?」と聞かれました。
僕は素直に「そうだねぇ・・・・。キートはいいと思よ。あとイトかな。イマくんもいいなぁ。」というように、僕が何人かの名前を挙げました。
するとさらに、「どういうところがいいと思うんですか?」と聞かれてしまい、ちょっと困りました。

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なぜ困ったかというと、タイゾーの言葉があまりにもストレートな「素朴なギモン」だったからです。

「どんな走り方が良い走り方か」

私の中できちんとした「良い走り方」の定義が出来ていなかったことを思い知らされました。

まず、私がタイゾーに言った答えは「脚が後ろに残らずに前へ前へと出ている」というようなものでした。これは自分で恥ずかしくなるような幼稚な答えだと思います。
だけど、他にきちんと言葉で言うことができませんでした。
何となく見た感じで、「あいつは速そうだな」とか「あいつはイマイチ」とか見分けられますが、そうやって言葉で「良い走りとは?」と聞かれると言葉に詰まります。
で、あまりにも情けなかったので、少し整理してみようと思います。

確かに、脚が前に出ている子とそうでない子との走能力は差は歴然です。
チームの中には、走る時に肘から先の部分と膝から先の部分だけがシャカシャカと動いているように見える子がいます。残念ながら、その子は走るのは苦手です。

じゃ、脚を前に出すことが速く走れるフォーム(=良い走り)なのね?と言われると、そうでないような気がします。
なぜなら、脚が前に出ていても速くない人もいるからです。現役時代の私自身がそうです。わがミニバスケットチームにもそういう子がけっこういます。

ではなぜ、脚が前に出ていても遅いのか。
地面を支持脚で後ろに押す意識が強すぎて、脚の回転が上がらないからだと思います。

だから、脚を後ろに残さずに前へ前へ持ってくるようにするんだろうが!?というのも、ちょっと違うような気がします。
なぜなら、「脚を後ろに残さない」ことを意識すると、もも上げ走りのようになったり、地面を足先ではたくような走り方にしかならず、そういう走り方では、地面からの力をもらうことができないからです。脚が空回りしている感じです。

ようやく少し整理できてきた感じです。

今のところ私が考える「良い走り」とは、「腕と脚のスイングの反動をうまく使っている走り」です。
地面を後ろに押すのではなく、腕と脚を前にスイングするときの反動で身体が弾んでいるといいましょうか。
そのためには、支持脚の接地とスイング脚の前方スイングのタイミングが合っていないと反動が使えません。
脚が後ろに残ってしまう子も、もも上げ走りの子も両腕両足のタイミングが合っていないせいで、脚が空回りしているように見えるのでしょう。

なんだかちょっとすっきりしました。
タイゾーに質問されたことが良い刺激になったようです。
陸上クラブでは意外とそういう話はしませんからね。

もちろんこれで解決というわけでなく、指導者である以上、もっともっと追究してゆく必要があります。
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スポーツのパフォーマンス向上や活動的な生活を送ることを目指して、身体の使い方やその関連の事柄を研究します。そして、その過程をブログというメディアに残してゆくことで、何かの足しになればと思っています。

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1971年生まれ 男
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