日常生活やスポーツにおける身体の使い方について、いろいろ考えたことを整理してしばらく寝かせておくためのブログです。
前回のエントリ(『「指導」の落とし穴』)で書いたとおり、 『「うるさい!」「話を聞け!」「集中しろ!」』を自分に禁じ、キッズ陸上クラブの指導に行ってきました。
まず、何をやったかというと、「全員の注意がこちらに向くまで、次に進まない」ということ。それだけでした。
メニューは、みんなが好きな走り幅跳びにしました。
最初に、「コーチはもう、みんなに”静かに!”と大声で言うことがいやになっちゃった。今日はみんなが話を聞いてくれるまで、ずっと待っているからね。」と宣言しました。
準備体操も、コーチは周りで見てるだけ。
3年生の子の中から「おい、コーチの話を聞けよ!」という子が現れました。
1年生の子たちは、事態がのみこみていないようでしたが、少しずつ理解してくれたようです。
走り幅跳びという種目自体に魅力があったせいでもあるのか、子どもたちはとても集中していたように感じました。
また、幅跳びのやり方にも工夫してみました。砂場にミニハードルを置いて、それを飛び越すようにすると、はっきりした目標があるため、さらに集中してできたようです。
タイトルの「良い習慣・悪い習慣」というのは、ブログ「日本はバルサを越えられる」の「PTP(戦術的ピリオダイゼーション哲学)的なジュニアの育成」というエントリがヒントです。
キッズ陸上クラブの子たちに必要なのは、次のような「良い習慣」だと思います。思いつくままに書くと・・・・
それは小学生低学年といえども、十分にできることだと思います。
そしてそれは、陸上競技の最大の魅力である「自分を実験台にした試行錯誤の楽しみ」を味わうための第1歩だと思うのです。
まずは、自分の意志で、私の話に耳を傾けてくれるようになってほしい。
(大声を出して「黙らせる」ことは、コーチの自己満足ではないかと反省しています。)
子供たちの最大の「邪魔もの」は、「受身であること」だと思います。
自分から何かを吸収しようとしない限り、何も自分のものになりません。
今の子供たちは・・・というつもりはありません。
我々大人はもっと、「子供に与えない」ということを考えなければなりません。
様々な運動プログラムも、子供たちが望む前から大人たちがお膳立てしてしまいます。
これが子供たちの「受身であること」を助長しているような気がしてなりません。
もっと子供たちを突き放すこと。
これが今後の私の課題です。
今回のような「だんまり戦術」はいつまで通用するでしょうか?
だまって耳を傾けるだけの価値のある話を、僕はできるのか?
子供たちとの真剣勝負は、これからも続きます。
メニューは、みんなが好きな走り幅跳びにしました。
最初に、「コーチはもう、みんなに”静かに!”と大声で言うことがいやになっちゃった。今日はみんなが話を聞いてくれるまで、ずっと待っているからね。」と宣言しました。
準備体操も、コーチは周りで見てるだけ。
3年生の子の中から「おい、コーチの話を聞けよ!」という子が現れました。
1年生の子たちは、事態がのみこみていないようでしたが、少しずつ理解してくれたようです。
走り幅跳びという種目自体に魅力があったせいでもあるのか、子どもたちはとても集中していたように感じました。
また、幅跳びのやり方にも工夫してみました。砂場にミニハードルを置いて、それを飛び越すようにすると、はっきりした目標があるため、さらに集中してできたようです。
タイトルの「良い習慣・悪い習慣」というのは、ブログ「日本はバルサを越えられる」の「PTP(戦術的ピリオダイゼーション哲学)的なジュニアの育成」というエントリがヒントです。
キッズ陸上クラブの子たちに必要なのは、次のような「良い習慣」だと思います。思いつくままに書くと・・・・
- 人の話を黙って聞く
- 自分の行動に責任を持つ
- 他人に迷惑をかけない(自分たちだけが施設利用者ではない)
- 挨拶をする(当然、受付のバイトのオニイチャンにも)
- 全力を出す
- 自分の動きをコントロールする
- 周りの動きをよく見る(衝突回避等の安全のため)
- 苦手なこともやってみる
- 自分のことは自分でやる
- 仲間を尊重する
- 「ここに来れば足が速くなる」という他人任せの思い込み
- 自分より足の遅い子を見て安心する(それだけでなくバカにする子も・・・)
- こちらの言っていることがわからないと「意味わからーん!」といってすぐに投げ出す
- 自分のことが自分でできない
それは小学生低学年といえども、十分にできることだと思います。
そしてそれは、陸上競技の最大の魅力である「自分を実験台にした試行錯誤の楽しみ」を味わうための第1歩だと思うのです。
まずは、自分の意志で、私の話に耳を傾けてくれるようになってほしい。
(大声を出して「黙らせる」ことは、コーチの自己満足ではないかと反省しています。)
子供たちの最大の「邪魔もの」は、「受身であること」だと思います。
自分から何かを吸収しようとしない限り、何も自分のものになりません。
今の子供たちは・・・というつもりはありません。
我々大人はもっと、「子供に与えない」ということを考えなければなりません。
様々な運動プログラムも、子供たちが望む前から大人たちがお膳立てしてしまいます。
これが子供たちの「受身であること」を助長しているような気がしてなりません。
もっと子供たちを突き放すこと。
これが今後の私の課題です。
今回のような「だんまり戦術」はいつまで通用するでしょうか?
だまって耳を傾けるだけの価値のある話を、僕はできるのか?
子供たちとの真剣勝負は、これからも続きます。
PR
この記事にコメントする
プロフィール
【このブログについて】
スポーツのパフォーマンス向上や活動的な生活を送ることを目指して、身体の使い方やその関連の事柄を研究します。そして、その過程をブログというメディアに残してゆくことで、何かの足しになればと思っています。
【管理人について】
1971年生まれ 男
元陸上競技400mハードラー
メールはこちら
twa☆s256.xrea.com (☆→@)
詳細はこちら
スポーツのパフォーマンス向上や活動的な生活を送ることを目指して、身体の使い方やその関連の事柄を研究します。そして、その過程をブログというメディアに残してゆくことで、何かの足しになればと思っています。
【管理人について】
1971年生まれ 男
元陸上競技400mハードラー
メールはこちら
twa☆s256.xrea.com (☆→@)
詳細はこちら
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
カテゴリー
最新記事
(05/22)
(05/17)
(01/22)
(05/02)
(04/18)
最新コメント
[10/06 NONAME]
[09/15 こつ]
[10/04 尾崎 守]
[07/25 表現としての買物]
[05/26 hanauta]
最新トラックバック
ブログ内検索
カウンター
広告