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日常生活やスポーツにおける身体の使い方について、いろいろ考えたことを整理してしばらく寝かせておくためのブログです。
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ここのところ、毎回のメニューに必ずペダリングを行っています。最近、発見したことがあります。

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ペダリングは、ツーバウンドせずに、いわるゆもも上げのリズムで行っています。
「ももを上げる」のではなく、自転車のペダルをこぐように、空中でパッと脚を入れ替えることだけを意識するようにしています。

まずひとつ目。
”りゅう”が「楽にやる方法」を発見して、自慢げにみんなに吹聴していました。
足幅を広めにとって、斜め前にジグザグに進むようにすると、楽にできる、というものでした。
僕は、すごい発見だと思います。
股関節の外旋と身体が前に倒れる力を利用して進むことを自分で発見したのですから。
二軸走法の原点を感覚でつかんでしまったと言うとちょっと大げさかもしれません。

でも、「楽に前に進む」ことが良い走りの条件だとしたら、「どうしたら楽に進めるか」を工夫することが最も近道なのではないかと思うのです。
そこまで考えての発見ではないのだとは思いますが、そういう発想が、これからもどんどん出てきたらいいなぁと思います。

ふたつ目。
自分のイメージと実際の動きとのギャップについて(003)」というタイトルのエントリで書いたように、2通りのイメージで行っている対照的な子がいます。
R君は脚を前でまわし、自分の体の下にパシンと振り戻してくる感じでやっています。
T君は身体を前の脚から前の脚へとポンポンと乗せてゆくようにやっています。

見ていると、「前に進んでいる」感じがするのはT君です。
R君はももが上がり、一見良いフォームに見えるのですが、前に脚に乗っていくのではなく、自分の下に脚を持ってきて乗っています。

R君もT君も2年生。
R君は1年生の時から入会しています。
そのころはドリルで「ウオールスライド」を行っていました。
このドリルはその場で足踏みをするように、なかなか前に進みません。
もしかしたら、R君の動きは、そのイメージにペダルをこぐイメージを加えたものかもしれません。
T君は今年に入ってから入会したので、そのころは「ウオールスライド」はあまりやらなくなっていました。
そのため、素直に「ペダルをこぐように」前に進むイメージが出来たのかもしれません。

もちろん、「ウオールスライド」自体は間違ったドリルだとは思っていません。
しかし、取り扱いが難しいドリルであることを、改めて感じました。


何を教えて、何を教えないか。

今回挙げた2つの事柄で、そのことの大切さを再認識できました。
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スポーツのパフォーマンス向上や活動的な生活を送ることを目指して、身体の使い方やその関連の事柄を研究します。そして、その過程をブログというメディアに残してゆくことで、何かの足しになればと思っています。

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1971年生まれ 男
元陸上競技400mハードラー

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