ストライドを犠牲にしないでピッチを上げる

走るスピードは
ピッチ（歩／秒）　×　ストライド（ｍ／歩）　＝　速度（ｍ／秒）
で表せる。
疾走速度とピッチとストライドについて、これまで資料のデータを比較してきたが、まだまだ整理がつかない。
しかし、なんとなくではあるが、目指す方向というものが見えてきたような気がする。

前回の記事で、「速く走るためのビジョン」について仮にこうまとめてみた。

1. しっかり接地期距離をとり、かつ、素早く前に跳びだす
2. 滞空時間を長くとりすぎない（次の接地を早くする？）

キーは「接地期」にあると思う。

長い「接地期距離」が速い「滞空期速度」を生み出し、「滞空期速度」が速ければ、より速いリズムでピッチを刻んでも、ストライドを確保できるということではないだろうか。

速く走るためにはまず、大きな動きで大きく速く前に跳びだすことを考える。
そして、それを徐々に速いリズムで行えるようにする。

それがストライドを犠牲にしないでピッチを上げるということなのだろうと思う。