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日常生活やスポーツにおける身体の使い方について、いろいろ考えたことを整理してしばらく寝かせておくためのブログです。
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「ハート・オブ・ザ・チーム」
ビル・レスラー/ケイシー・マクナーズニー 著
安斎儒理 訳
boid 発行

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第9章 ベティー・ハリス P.199-200より引用
 すべての練習の基礎を成す”一歩ずつ”という考え方は、個人にも、集団にも当てはめることができる。私は選手たちに日々の練習に集中し、先の試合やシーズン全体を考えるなと言う。私は、練習メニューに5分刻みの短いドリルを取り入れる。ドリルを短くすることで、選手たちは5分間全力を出し切り、それから次の段階へ移行することができる。彼女たち一人ひとりが瞬間瞬間に全力を注ぐことで、チームも一歩ずつ前進していくだろう。個々のドリルが先々どう役立つのかを考えず、目の前の課題に集中することが、最終的に自分たちを成長させるということを選手は理解している。
シーズン中も、試合でも、”一歩ずつ”のコンセプトは変わらない。選手たちは試合の流れや、この試合に勝ったら、あるいは負けたらランキングがどうなるか等は考える必要はない。そういうものは集中力を妨げるだけだ。そうではなく、ひとつひとつのプレイ、目の前の障害を乗り越えるために今何をすべきか、それだけに集中させる。ひとつひとつのプレイへの集中、それが優勝チームの原動力となる。
「個々のドリルが先々どう役立つのかを考えず、目の前の課題に集中することが、最終的に自分たちを成長させるということを選手は理解している。」という点が、特に気になるところ。
何のための練習か、をはっきりと示すことで、子供たちを指導する際に集中力を持たせることができるというのが僕の現在の考えなのだけど、こういう考えもあるのか。

著者はアメリカの女子高校生のバスケットボールチームの指導者であり、僕は小学生の指導が主なので、単純にそのまま自分に置き換えることはできない。
だけど、僕の先入観では、アメリカ人は合理的で、何のメリットがあるかわからないドリルを集中してこなすことはできないと思うのだけど、それができるというのは、指導者と選手とがよほどの信頼で結ばれているのかな?
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スポーツのパフォーマンス向上や活動的な生活を送ることを目指して、身体の使い方やその関連の事柄を研究します。そして、その過程をブログというメディアに残してゆくことで、何かの足しになればと思っています。

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1971年生まれ 男
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