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日常生活やスポーツにおける身体の使い方について、いろいろ考えたことを整理してしばらく寝かせておくためのブログです。
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走るスピードは、

ピッチ(歩/秒)×ストライド(m/歩)=スピード(m/秒)

であるということは、何度も書いてきました。

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ストライドを維持してピッチを速くするのか、ピッチを維持してストライドを伸ばすのか、ということについては、いろいろな意見があると思う。

それはそれとして、今僕が疑問に思っているのは、「ピッチを上げる(速める)」とは「脚を速く動かす」ことなのか?ということである。

確かに、ピッチとは単位時間における歩数であるからして、脚を速く動かすということに他ならないのだが、もう一つの要素として、ストライド(=一歩の移動距離)がある。

ピッチを速めるトレーニングとしてよく行われている(と思う)のは、ラダーやミニハードルを使ったものだろう。
歩幅を制限することにより、速く前進するためには速く脚をうごかさなければ、という発想なのだと思う。
だけど、僕自身の感覚や子供たちのトレーニングの様子を見ていると、その狙いは達成されないのではないかと思えてしまうのだ。

接地地点が指定されているため、動き出しから徐々に移動スピードが上がっても、ストライドは変えられない。
それに対応するためには、律儀に一つ一つの接地地点に足を「置いて行く」という作業にしかならないのではないか。
移動スピードが上がればストライドも伸びる。
それをあえて制限すればどうなるか。

ブレーキをかける。

これでは本末転倒だ。
速く走るためのトレーニングのはずが、速く走ることを禁じているのだ。

速く走るということは、速く移動するということである。
「速く動く」ことと混同してしまいそうになるが、ちょっと違うと思う。

ピッチを上げる、ということは、「脚を速く動かす」のではなく、テンポを速くすることなのだ。
テンポを速めるためには、無駄な動きを省き、かつ、次の動きを先取りした動きが必要になる。
脚を振り下ろすときには引き上げることを意識していなければならない、とか・・・。
そのためには全身のパーツをうまく連動させ、動きを統括しなければならない。

それを実現するためには、まずは大きくのびのびと動くことから始めた方が良いのではないかと思っている。
一歩一歩しっかり前に進むことを覚え、それを速いテンポでも出来るように発展させてゆく、というイメージを描いている。

「大きくのびのび」を崩さずいかにテンポアップするか、について、試行錯誤中です。

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スポーツのパフォーマンス向上や活動的な生活を送ることを目指して、身体の使い方やその関連の事柄を研究します。そして、その過程をブログというメディアに残してゆくことで、何かの足しになればと思っています。

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1971年生まれ 男
元陸上競技400mハードラー

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