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日常生活やスポーツにおける身体の使い方について、いろいろ考えたことを整理してしばらく寝かせておくためのブログです。
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この夏はトレッキングに行く機会がたくさんありました。
息子と娘を連れて家族で登山をしたり、イベントスタッフとして同行したりしました。
トレッキングイベントの引率は毎年やらせてもらっており、その際、いろいろな歩き方を試しています。何せ10時間ぐらい(休憩含む)歩きっぱなしですから、いろいろ試せます。

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トレッキングや長距離ウオークのポイントは、何と言っても「省エネ歩行」です。
子供やイベント参加者の引率では、自分のペースで歩くことができず、なおさら省エネ歩行が重要です。

また、トレッキングは途中での水の補充ができないので、次の宿までの必要な水分は携行しなければなりません。
私は引率者なので、万一のための予備の水を持って行きました。自分の飲む分と合わせて、6~7リットル。その他の装備と併せて10kg程度を背負って歩いていました。
かなり重かったです。
イベント時にお世話になった山岳協会のガイドさんには「君の年なら20kgは楽に背負って歩けるよ~」と言われてしまいましたが。

さて、本題です。
荷物を背負って歩く際、骨盤が重量の大部分を引き受けます。ザックの肩ひもは身体に荷物を固定するだけ。
そうすることで、重たい荷物をいつまでも背負っていられます。
そういう状態で歩くためには、身体をひねらずに歩くことが大切です。
身体をひねって歩くと、背中で荷物が暴れてしまいます。
胴体とザックを一つのユニットとして考えます。

そのユニットを、股関節から伸びている脚で前に運びます。
動かす中心は股関節です。
歩く際には、地面を後ろに蹴るのではなく、膝・股関節を前に送る感じで運びます。
身体をやや前傾させ、前に倒れる重力を利用するつもりで歩くとうまくいきます。

また、両脚の幅は肩幅くらい。
決して巷で言われているように「一本の直線上」を歩いてはいけません。
そうすると身体をひねってしまいます。

この感覚をジョギングに応用すると、楽に走れます。
スプリントでも少し慣れればなんとか応用できそうです。

通常のランニングやウオーキングで股関節や骨盤を意識するのはなかなか大変ですが、荷物というツールを使うことで、それが可能になりそうです。

やはり、「そうせざるを得ない状況」というのはとても大切なのだと思います。
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プロフィール
【このブログについて】
スポーツのパフォーマンス向上や活動的な生活を送ることを目指して、身体の使い方やその関連の事柄を研究します。そして、その過程をブログというメディアに残してゆくことで、何かの足しになればと思っています。

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1971年生まれ 男
元陸上競技400mハードラー

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