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日常生活やスポーツにおける身体の使い方について、いろいろ考えたことを整理してしばらく寝かせておくためのブログです。
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『大切なのは、どのくらいの力で、どのタイミングで、どういうつもりで動くけば、実際の動きが物理的に理にかなったものになるのかを「感覚としてわかっているか」だと思う。』
と前回書いたので、その続きを考えてみました。

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僕は以前から小学生の陸上クラブで短距離走とハードルを指導しています。今年の夏から低学年のカテゴリーが新設され、今はそちらがメインです。
また、つい最近、小学生のバスケットボールチームでのフィジカルコーチ(?)としても活動を始めています。
こちらの方は現在「お試し期間」ですので、ずっと続けさせてもらえるか、すぐに「もういい」と言われるかわかりませんが、とりあえず、子供たちの身体づくり・動きづくりのお手伝いをさせていただいています。

どちらの指導でも、僕が大切にしたいと思っているのは、身体の感覚です。
いろいろなスピードやリズムで走ったり、方向転換をしたり、ジャンプしたり、思いつく限りの多様な動きを遊び感覚でやっています。
それは、経験したいろいろな動きが身体の中に残り、いつか何らかの形でスポーツのパフォーマンスにも好影響を与えるのではないかと考えているからです。

人間がどんなに努力しても、物理の法則からは逃れられません。
高いパフォーマンスを発揮しようとすることは、物理の法則に挑戦することなのではなく逆に、物理の法則を利用ことなのだと思います。
では、高いパフォーマンスを発揮しようとする時は、物理の法則を全て理解しなければならないのでしょうか。
もちろん、それは不可能です。
しかしながら、我々には経験の蓄積による「感覚」というものがあります。
例えば、部屋の隅にあるゴミ箱にティッシュを投げ入れるとき、ティッシュの空気抵抗・重さ・投げる角度・投げる初速などを、経験の蓄積により磨き上げた「感覚」というもので判断し、実行します。
「重さ##グラム、初速**m/秒、投射角??度」などと考えて投げる人はいません。
うまく入らないとしたら、判断が違っているか判断どおりに実行できなかったということです。
何度も繰り返すことにより、適切に判断しその通り実行できるようになるのです。
これがいわゆる「身体で覚える」ということなのでしょう。

急加速したり急停止したり力の方向を変えたりするには、スピードに応じた身体の傾きや足の踏み込みなど、瞬時に適切な姿勢をとり、適切な方向に適切な力を加えなければなりません。
たとえそれが、バスケットや短距離走やハードル走に直接関係のなさそうな動きでも、それを経験することにより身体の感覚はどんどん磨かれます。
そうやって子供の頃に「経験を蓄積して感覚を磨く」ことは小手先のステップワークや疾走フォームなどを習得するよりも大切なことだと考えています。
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共感します
こんばんは、頑張って更新していますね~。

「経験を蓄積して感覚を磨く」という言葉に、深く共感します。一見無駄なように見える幼少期の遊びが実はとても大切なのは、まさに「経験を蓄積して感覚を磨く」ためなのでしょうね。
村松尚登 URL 2007/11/16(Fri)09:23:48 編集
引出しを増やす
「経験を蓄積して感覚を磨く」って幼少期における重要なポイントですよね。幼少期に色んな動きを経験し蓄積し、動きの引き出しを増やしておくことで競技中のいろんな場面場面での対応力に差がでるものと考えています。

 外遊びが減っている現状を考えるとで意識的にトレーニングの中に組み込む必要がありますね。
カタヤマ 2007/11/16(Fri)09:56:12 編集
コメントありがとうございます
村松さん

「こんばんは」ということはバルセロナは夜なんですね。

「経験を蓄積して感覚を磨く」ということは、村松さんの考えていらっしゃる
「フッボールはフッボールをトレーニングすることによってのみ上達する」のか「フッボールはフッボールのトレーニングだけでは上達しない」のかという命題にも通じるのではないかと思います。
フッボールではありえない動きも、深いところではフッボールにつながっているような気がしています。


カタヤマさん

>外遊びが減っている現状を考えるとで意識的にトレーニングの中に組み込む必要がありますね。

ラダーもミニハードルも、本来は、幼少期に身体を思い切り使って遊ぶことで体得すべき感覚なのだと思います。
私達大人が本当にやらなければならないのは、もしかしたら、小さな子供達が安心して思い切り、外で遊べる環境を整えることなのかもしれません。
hao80 2007/11/16(Fri)13:09:53 編集
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スポーツのパフォーマンス向上や活動的な生活を送ることを目指して、身体の使い方やその関連の事柄を研究します。そして、その過程をブログというメディアに残してゆくことで、何かの足しになればと思っています。

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