ＳＣＴミニバスケットフィジカルサポート(056)

２００９．０４．２１　１７：３０～１９：００
アリーナが蒸し暑い日でしたが、元気に声が出ていました。
今日の課題は、バランスとヒラメキとボール扱いの向上　でした。参加者１９名。

１．アップ
ジョッグのあと全員でストレッチ体操

２．手足同調トレーニング

1. ワニ歩き
2. カエルとび
3. Ｍ字歩き（足方向に進む）
4. Ｍ字歩き（背中方向に進む）

上記を１～４の順に２セット。各種目の距離はサイドライン～サイドライン。
今回も前回同様、ペースや休憩回数は各自にまかせた。

３．静的バランストレーニング

• ヒコーキ腹筋　１０秒間
• 四つん這いになり、右手左足（左手右足）を浮かせる。各１０秒間
• 横大の字　左右各１０秒間

４．ダッシュトレーニング

• バウンディング　エンドライン～エンドライン
• 四肢同調練習　エンドライン～ハーフライン
• 腕立て伏せの姿勢からダッシュ　エンドライン～エンドライン
• スタンディングスタートからダッシュ　エンドライン～エンドライン

５．ヒラメキ＋ドリブルトレーニング

• 計算コーンタッチ競争（ドリブルなし）
  1. コーン２０個に数字の１～１０を書いた紙をはりつけ、コート内にランダムに配置。
  2. 選手はエンドラインでスタート準備。
  3. 指導者が数字を言い、合計がその数字になるようにコーンをタッチして反対側のエンドラインまで走る。例えば「１０」と言われたら１と９、４と６など。
  4. コーンは必ず２回タッチしなければならない。同じコーンを２回タッチするのは禁止。
  5. コーンのタッチ回数を３回に増やす。
• 計算コーンタッチ競争（ドリブルあり）
  上記をボールをドリブルしながら行う。タッチ回数を３回・４回・５回まで増やしてみた。

５．総合ランニングトレーニング

• ネコとネズミ　タテ１回

６．ドリブル練習など　（Ｙコーチに交代）

《雑感》
１か月ぶりのメニューだったが、覚えていてくれた子も多く、スムーズにできた。
ドリブルしながらコーンを探すのもスムーズだった。
ダッシュは、最初のグイグイグイ・・・という感じをつかんで欲しかったのだが、うまく伝わったかな。
スタンディングスタートは身体がすぐに起きてしまって、オーバーストライド気味の子が多かった。
腕立て姿勢からのスタートは、けっこうサマになっていた。
バスケットに必要な緩急の変化に、うまくつながるといいんだけど。
ドリブル練習では、僕も一生徒になって、一緒に練習したが、かなり難しい。
あの子らはこんな高度なことをやっているんだなぁと、密かに感心。
バスケットプレーヤーとしてはごく当たり前のことらしいが、それでも、「ボールを見ないでドリブルする」というのは、大変なことなのだなぁ。

メインのＹコーチとサブのＮコーチは少し考えが違うらしく、両方の話を聞いていると面白い。
例えば、ドリブルについてだけでも、こう違うのだ。
Ｙコーチは「上手くなりたかったら、ボールを見ずにボールを扱える練習をしよう」と言う方針。
Ｎコーチは「ボールを見てもいいから、同じところにボールがバウンドするように。ゲームを重ねれば、ボールを見ないでドリブルせざるを得なくなるから、無理にその練習をしなくてもいいのでは？」という方針。

それぞれのアプローチ方法が違うのは、とても参考になる。

 《次回に向けて》
ボールを使った、バスケの上達につながる「楽しい」フィジカルトレーニングを研究すること。