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日常生活やスポーツにおける身体の使い方について、いろいろ考えたことを整理してしばらく寝かせておくためのブログです。
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先日「リレーで全国大会出場を目指す」というエントリを書いた。
小学生にとって、全国大会にはどんな意味があるのかを、ちょっと考えてみたい。

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小学生の陸上の場合、日本陸連関係の全国大会は2つ。
全国小学生陸上競技交流大会」と「全国小学生クロスカントリーリレー研修大会」である。
その他、独自路線のものでは「S&Bちびっこ健康マラソン」がある。これは各県で大会が開催され、参加無料ということもあって人気が高い。すべての大会終了後には、全国100位までを発表するという、通信陸上のようなこともやっている。

これらの大会の趣旨は、あくまでも「交流」とか「研修」とか「健康」とかである。
競争が過熱しないための配慮なのだそうだ。
つまり、「全国小学生陸上競技選手権大会」ではないのである。

しかし、我々現場の者はそうは思わない。
「交流」とか「研修」とか言ったところで、競争がなくなるものでもないだろう。
意識としてはやはり「選手権大会」である。

さて、今回のテーマである「小学生の全国大会の意味」について、である。
わがクラブの子供たちの様子を見ていると、どうやら記録が向上した”結果”として全国大会に行けるという風に考えているような気がする。
もちろん、全国大会に行きたいという目標を持って頑張っている子もいるだろう。
しかし、「全国大会に行くために」練習をしているわけではないと思う。
つまり、子どもたちは、全国大会に出ることそのものを目標にしていない。
全国大会に出場できるほどのレベルになりたいのだ。

クラブの手作り記録会でも市民マラソン大会でも、子どもたちは楽しそうに走り、良い記録が出れば飛び上がって喜んでいる。
先日書いた「リレーで全国大会出場を目指す」というエントリの発端となった件の親は、全国大会に出ることそのものを目標にしている。
だから僕は違和感を感じるのだ。

「全国大会に出場した」という「結果」だけを求めるのは、一部の親や指導者であろう。
子供たちがそういう人たちの自己満足に振り回されるのであれば、全国大会などないほうがよい。
しかし、子供たち本人にとっては、全国大会は、あこがれであり目標であり、自分のレベルアップの象徴なのではないだろうか。
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スポーツのパフォーマンス向上や活動的な生活を送ることを目指して、身体の使い方やその関連の事柄を研究します。そして、その過程をブログというメディアに残してゆくことで、何かの足しになればと思っています。

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